クリニックを開業する場合、
・クリニックのコンセプト設計
・物件選び
・医療機器選定
・クリニックの内装決め
などなど、
考えるべき・やるべきことが山積みとなります。
そんな中、重要なタスクの一つに
『オープニングスタッフの募集』
というクリニックの求人募集があります。
事務スタッフや看護スタッフなど、
クリニックの運営に欠かせない重要な仲間を集めるこの求人タスクが、実は非常に難しいという問題があります。
今回はそんなクリニック開業の際に大変な、オープニングスタッフの集め方をまとめてみました。
これからクリニックの開業をご検討されている方はぜひチェックくださいませ。
クリニック開業・いつから求人スタート?
オープニングスタッフの求人は、
クリニックの開業からどれぐらい前にスタートするのが一般的なのでしょうか。
通常、クリニックの物件が決まり、内装や導入する医療機器の選定等ができた後に求人へ取り掛かるケースが多いです。
求人も様々な求人方法があり、求人媒体によっては費用も様々でそうしたコストも予算と相談しながら進めなくてはいけません。
そうした求人媒体の見積もり取りなどから含めて、一般的には開業日の4〜5ヶ月前ぐらいから、求人募集をスタートするケースが多いです。
クリニックに限らずですが、
オープニングスタッフの場合は特に、
求人→面接→研修
と開業日前にはしっかりとした研修をすることも重要です。
オーナー様である医師も、勤務医の時とは異なり医療に関わること以外も多々対応をしなくてはならず、オーナー様自身の試運転の為にもスムーズな開業日を迎えらえれるよう研修の為の時間もしっかりと開業前に確保することがオススメです。
オープニングスタッフ採用すべき人材のポイントは?
クリニック開業の際、
どのような人材を採用すべきなのでしょうか。
重要視されるポイントで多いのが『経験者』となります。
先ほども挙げましたが、
クリニックを開業する際、
オーナー様である医師もこれまでおこなってきた医療行為以外のクリニック運営に携わることとなる為、初めての業務が非常に多くなります。
そうした際に、他のクリニックで長く経験をしてきたスタッフが身近にいると非常に心強いものがあります。
特に他のクリニックはどう効率よく業務をおこなっているか?
どのような流れで業務をおこなっているか?
などの点も経験者の方であれば既に知っている為、そうした実際の現場で得た知見を得られる部分も大きなメリットがあります。
….ということで、
クリニック開業の際のオープニングスタッフは、経験者や既にスキルを持った方というのが最もメリットが大きいかと思います。
ただ、そうした経験値は心強くとも、クリニックを開業する際には、一般的な内科クリニックの場合で看護師さん2名、事務さん2名といった少人数でのスタッフ構成が多く、そうした場合には、
『人として合う合わない』
といったポイントも非常に重要な部分となります。
そうした点では主に下記のポイントも重視する必要があります。
人の意見を素直に聞けるかどうか
医師の意見や他のスタッフの意見をしっかり聞ける方というのは、コミュニケーションが取りやすく仕事もスムーズにいきやすいです。
協調性がある
クリニック開業の初期の段階では、特に協調性がない方が一人でもいるとなかなかまとまりが生まれずらくギスギスとした雰囲気となってしまいます。
クリニックが成長していくにつれ、新たなスタッフも増えていきますので、そうした際にも協調性がある方の方が指導もうまくこなしますのでオススメです。
チャレンジ精神がある
大きな病院じゃないと安心感がない。
こうした考え方もあれば、一からクリニックを作り上げていくことが楽しい!
そういった考え方の方もいらっしゃいます。
特にクリニック開業の際には様々なことを一から作り上げていくこととなる為、そうしたことを楽しめるorやりがいを感じることができる考え方が適しています。
クリニックのオープニンスタッフ求人方法
クリニックの主な求人方法をまとめました。
ハローワーク
厚生労働省が設置する公共職業安定所である『ハローワーク』
ハローワークでの求人の最大のメリットは、募集も採用も全て無料で済むことです。
求人は様々な媒体でするケースが多いですが、まずはハローワークへの登録からというクリニック様は多いです。
Indeedなどの求人広告媒体
Indeedやレバウェル看護・マイナビ看護といった医療業界に特化した求人サイトなど、様々な求人媒体があります。
こうした求人サイトへの登録も数カ所されるクリニック様が多いかと思います。
特にIndeedはSEOが強く、集客力がかなり強い為、登録されるクリニック様が多い印象です。
SNS
Instagramでオープン前からアカウントを作り、クリニックができていくまでをアップしていくというのは、クリニックに数らず増えております。
そうした投稿から人となりが伝わり、集患にも繋がりますし求人にも繋がるケースが増えております。
こちららも完全無料でできる方法となりますのでオススメです。
求人の張り紙やオープン予告看板
クリニック開業前、4〜5ヶ月前より求人募集をスタートするケースが多く、その場合に効果的なものに
『オープン予告看板』
があります。
こちらは『〇月〇日〇〇クリニックOPEN』といった形のオープン予定を告知する看板です。
求人というと先ほど挙げましたような、
Indeedやマイナビ看護などのようなWebでの求人というイメージが強いかもしれませんが、こうした張り紙やオープン予告看板などのオフラインでの求人もまだまだ効果が高いです。
わざわざ遠くのクリニックへ努めたいという方は少なく、できれば通勤が楽な距離・範囲内で探す方が多い為、看板などはそうした近隣で職場を探したい方にはしっかり刺さる求人媒体となります。
代表的には上記のような求人方法があります。
他には人材紹介会社からの紹介という方法もありますが、この場合は年収の3割ほどを成果報酬として納めないといけない為コストがかなり大きくかかります。
クリニックの開業には多額のコストがかかりますので、無料もしくは押さえたコストでできる求人でスタッフを獲得することが現実的かと思います。
まとめ
今回はクリニック開業の際、オープニングスタッフの集め方をざっとまとめてみました。
経験者の方が来ていただければ非常に心強いですが、少人数でスタートするクリニックはしっかりとコミュニケーションが取れるかどうかという点も非常に大きなポイントです。
その為、そうした点もしっかり把握できるよう時間をかけた面談をされることがオススメです。
カイミー ではクリニック開業に関わる様々なこと(物件の選び方から物件情報・各種集患マーケティングなど)を発信しております。
よろしければぜひ定期にチェックいただきますと嬉しいです。
よろしくお願いします。