クリニック開業・運営メディア『カイミー 』です。
今回はクリニックの業務改善策として注目されております
『シュライバー(クラーク)』
についてまとめさせていただきました。
クリニック運営の効率化に役立つ診療体制、
よろしければぜひご覧くださいませ。
『シュライバー(クラーク)』とは?
まずはじめに『シュライバー(クラーク)』とは何かをまとめさせていただきます。
『シュライバー(クラーク)』とは、電子カルテ入力の補助を行ってくれるスタッフを指す言葉となります。
医師が行うカルテ入力の業務を担ってもらうことで、より多くの診療時間を確保することが可能となります。
総合病院では約3割状の病院にて、この『シュライバー(クラーク)』が配置されております。
また、内科など来院される患者数が多いクリニックでも、『シュライバー(クラーク)』を配置されるケースが増えております。
『シュライバー』と『クラーク』の違いとは?
『シュライバー』はドイツ語で書く人という意味を持ち、『クラーク』は英語で書記という意味をもった言葉となります。
基本的にはどちらの言葉も同じような意味を持ち、『シュライバー』と『クラーク』の違いとしては、その呼び名としての違いがあるのみで行う業務は、医師のカルテ入力をサポートするための人を指します。
電子カルテの普及によりクリニックでもニーズ増
『シュライバー(クラーク)』の有用性は、電子カルテの普及により高まっております。
紙カルテの場合には医師がカルテを確認し、
『シュライバー(クラーク)』がそのカルテへ書き込みを行うといった形が、取りづらい部分がありました。
その点、電子カルテの場合は、医師によるカルテの確認・入力と『シュライバー(クラーク)』によるカルテ入力が同時に行える為、この体制を導入される病院・クリニックは増加をしております。
診察が終わった時にはカルテ入力も終わっている
医師が患者様の診察をおこなっている際、『シュライバー(クラーク)』がいれば診察をおこないながらカルテの入力を進めていくことが可能です。
その為、カルテの入力へかかる時間がなくなる為、次の患者様の診療へスピーディーに進めることが可能となります。
総合病院はもちろん、クリニックでも内科など患者数(来院数)が多いクリニックの場合は、業務改善のための策として『シュライバー(クラーク)』を配置されるケースは増えております。
『シュライバー(クラーク)』の導入は外来患者数何名から?
一般的に1時間当たりの診察数が10名~15名を超えるような際には、導入の検討が推奨されております。
クリニック開業時にも、こうした多くの患者様が利用される場合は開業時から『シュライバー(クラーク)』の導入をされるケースも多くございます。
PCのタイピングが上手なスタッフが推奨
『シュライバー(クラーク)』は、特別な資格は必要ございません。
主に医師と患者様が話されている診療内容を、カルテへ代筆をしていく業務となりますので、特別な資格は要らず
・パソコン操作に慣れている
・タイピング能力が高い
・基礎的なレセプト知識がある
これらの能力が高い方が一般的には選ばれるケースが非常に多いです。
『シュライバー』の育成にはある程度の時間が必要
カルテの代筆を担う『シュライバー』
主に下記のような業務もございます。
・該当患者のカルテを開く
・問診内容を入力する
・病名付けをする
・処方を入力する
・点数付けをする
こうした業務をはじめから全てこなせる方は当然ながら少なく、多くの場合で教育をしながら徐々に医師の行うカルテ作成業務等を『シュライバー』へ移行していきます。
一般的にはこれらの業務がこなせるようになるためには、少なくとも数ヶ月はかかります。
その為、そうした準備期間も考え『シュライバー(クラーク)』の配置を検討されるクリニック様が多くなっております。
まとめ
今回は『シュライバー(クラーク)』についてまとめさせていただきました。
総合病院だけではなく、内科等のクリニックでも『シュライバー(クラーク)』を配置されるケースが増えております。
特にクリニック開業時には一人ドクターの体制で、診察からクリニック運営に関わる業務をこなす必要があり、患者数が多い場合にはこうしたサポートスタッフをうまく活用することも良い方法かと思います。
カイミーではクリニック開業・運営に関わる様々な情報発信から、物件探しや建物設計・クリニックのWebサイト制作・ブランディングなど様々な分野を経験豊富なチームがサポートさせていただいております。
クリニックの開業をご検討される際には、ぜひお気軽にご相談いただきましたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。