①ブランディングは美容クリニックにどう影響与えるの?
②そもそもブランディングとマーケティングの違いってなんだろう?
③マーケティングやっていたらブランディングはやらなくていいの?
こういった疑問に答えます。
- ブランディングは美容クリニックの集客から経営にまで影響します。
- ブランディングとマーケティングの違いは【異・別】です。
- どちらも必要ですが、順番はブランディング▷マーケティングです。
よくごちゃごちゃになるブランディングとマーケティング。
そもそも横文字で何が何の役割のことを言うのかも不明確な人もいると思うので、定義のところから説明していきます。この2つの意味を理解するだけではなく、違いを理解できてこそやっとクリニックの経営に活かすことができます。
また、他のメディアでは得られない本質的な意味を解説するので、これを知ることで多店舗展開される美容クリニックの経営者様はもちろんのこと、これから御開業される医師の方は初月黒字化も夢ではありません。
ブランディングは美容クリニックの集客から経営にまで影響します。
ブランドづくりはどの業界でも言われていますが、特にクリニック系は個人事業でも開業する人が多く、よりブランディングが必要と言われています。
開業するときにしろ起業するときにしろ知っておいて損はないので、知識つけておくと後々楽です。
まずは横文字でよく聞くブランディングから解説していきます。
ブランディングとは?
まずはよく一般的に解説されるブランディングの定義を見てみましょう。
ブランディングとは独自のブランドを作り、これに対する信頼や共感を通じて自社の価値向上や他社との差別化などを目指すマーケティング戦略の一つです。
よくある定義ですが、こんな硬いこと言われても理解しづらいというか、広義な意味過ぎてイメージしづらいと思います。
もっとカジュアルな言葉に置き換えると下記のように定義できます。
ブランディングとは、ある商品やサービス・企業全体のイメージに、一つの方向性を作り出すことで他と差異化すること。
ここでポイントなのが、“差異化”というワードです。差異化は、マーケティング用語でよく聞く差別化とは違い、「他とはどう違うのか?」を正しく伝えることです。
「ブランディング=差異化」と覚えるだけでブランディングリテラシーは周りよりはアップします。
ブランディングがクリニックにどう影響するのか?
ブランディングは、「このクリニックはどんなクリニックで他院とココが違っていて、こんなクリニックなんだよ。」というように、一つの方向性を導き出して伝えていくことです。
この他社となにが違ってこんなクリニックなんだよというメッセージを、webサイトであるホームページやランディングページ、クリニックの内装、広告など様々なところで使われていきます。
ということは、大元のブランディングが間違っていれば、webサイトであるホームページやランディングページ、クリニックの内装、広告、、、のクリニックを作る上で必要なもの全てに影響が出てきてしまいます。
ブランディングとマーケティングの違いは【異・別】です。
ブランディングとマーケティングは冒頭にもお伝えしましたが、一緒の意味にされがちです。
しかし、ここではブランディングとマーケティングの違いは【異・別】というふうにお伝えしていきます。
まずはブランディングの定義から。
ブランディングとは独自のブランドを作り、これに対する信頼や共感を通じて自社の価値向上や他社との差別化などを目指すマーケティング戦略の一つです。
しかし、カイミーにおけるブランディングの定義は下記です。
ブランディングとは、ある商品やサービス・企業全体のイメージに、一つの方向性を作り出すことで他と差異化すること。
そこでマーケティングの定義を見ていきましょう。
マーケティングは、顧客の欲求を満たすために企業が行う活動のこと
こちらも同様、もっとカジュアルな言葉に置き換えると下記のように定義できます。
マーケティングとは、他社と差別化しながらも商品やサービスが売れる仕組みをつくること。
ここでわかるのが、差別化と差異化です。
- 差別化は、二つ以上のものに優劣の判断をするという意味がある
- 差異化は、純粋に違うものとして区別するという意味がある
このように差異化と差別化の言葉の意味が違う通り、ブランディングもマーケティングも意味が異なります。
また、目的も全く異なります。
- マーケティングの目的は、商品やサービスを売ること
- ブランディングの目的は、商品やサービスを伝えること
目的が違うということは、各々用いられるタイミングも違うということです。もちろんマーケティングもブランディングは一つの事業に対して必ず必須です。
しかし、用いるタイミングも違うので注意してください。次にそれをまとめます。
ちょっとこの動画見てみてください。
ブランディングって、イイものをよく見せるために使われてる気がしませんか?
自分の周りに限らず、そう捉えられている方が多いように感じます。虚像を作り上げることはブランディングではありません。笑
それは絶対ダメです。
どちらも必要ですが、順番はブランディング→マーケティングです。
ブランディングとマーケティングの意味がここまでで理解できたかと思います。
ここからはそれを実施する順番の話です。細かいブランディングの中身やマーケティングの中身には触れないのですが、順番とその理由を明確に解説していきます。
細かい内容は後日記事を作っていきます。
結論、ブランディング→マーケティングの順序でやるべきです。
ブランディングは事業の一つの方向性を作り、その事業の方向性を売るために伝えていくのがマーケティングです。
しかし、上記の順番がビジネスでの王道にはなりますが、中には先に商品やサービスが売れてしまって、後付けでブランド価値が向上しブランディングに成功するという例もありますが、これは稀です。
とはいえ事業もスタートしている現状もあると思いますので、ご自身のクリニックと照らし合わせてブランディングを考えることが先か、マーケティングに力を入れることが先なのかを見極めましょう。
まとめ
どちらが必要で、不要か、ではなくマーケティングもブランディングもどちらも必要にはなりますが、今回はブランディングとマーケティングの意味の違いを明確に理解してもらうことを目的に執筆しました。
もちろん両方できないとブランドは作れません。ブランディングとマーケティングはいずれも重要であり、切っても切れない関係性です。
クリニックに限らず、企業価値の向上、ブランド価値の向上はブランディングとマーケティングの両方を回して初めて実現できます。
それぞれの違いが明確になったところで、自分のクリニックでブランディングするなら、マーケティングするならどうするか?一度考えてみてください。どんなクリニックにしていきたいか、の理想から逆算していくのもありかもしれません。